「LOVE AFFAR 〜秘密のデート」〜地名を歌うのはなんて気持ちいいのだろう〜

どうしてこの曲はこんなに愛されるのだろうか

#海のohyeah #サザンオールスターズ #southernallstars #海の幸もういい100回以上もう聴いた曲ばかりなのに、またじっくり聴いてしまいますね。サザンのベスト盤は、オリジナルアルバムと同じくらいの時間意味があると思います。またこれで新しい若い層のファンも増えるだろうし、新たな魅力の発見に成るといいですね！桑田さんが作った新しいプレイリスト、とも捉えることができるし、なんでこの並びなのだろう？と考えるのも楽しいです！

皆さん聴いていますか？「海の Oh Yeah!!」

もう何年も何度も何度も聴いてきた曲を、またこうやってベスト盤という形で聴くと新しい発見や解釈があっていいですね。iTunesでもCDでも何度も聴いています。本当に素晴らしい。

今回は「Daddy Side」の2曲目、「LOVE AFFAIR〜秘密のデート」についてのあれこれを書いてみます。

LOVE AFFAIR~秘密のデート

provided courtesy of iTunes

今年になってCMでも使われた

「三ツ矢andサザン2018『焦がした心編』LOVE AFFAIR～秘密のデート(1998年)」30秒

いいですね、涙をこらえる切ない気持ち、この曲のサビの切ないメロディとバッチリかみ合ってます。

この「泣きたい気持ち、涙をこらえて海に向かう、となりで笑ってくれる人がいる」ってのが、、、もうサザンなんですよね。

となりで微笑んでくれる人が、異性である必要もありません。このCMすごくいいと思います。

桑田さんもお気に入りのようで、近年のライブでこの曲が演奏されないことってあまりないのではないかと思います。

疑似ライブ？

イントロとエンディングはライブっぽいですが、ライブ録音ではありません。ライブっぽくするのは、、、あまり意味が無かったのかも？

ていうかなんでこの編集なのか、、、未だに謎です。

「キャー！」っていうイントロの歓声、ちょっとわざとらしい感じもしますが、、、、でも実際にライブでイントロのアルペジオが流れると、本当にこんな歓声になるんだから仕方ないですよね（サザンのライブ会場では、もう少し年齢層が高め、な気もしますけれど）。

歌い出しの桑田さんの声が最高

みなさん、もちろんカラオケでこの今日を歌ったことがあると思います。

もしかしてギターで弾き語ったりしたことがある人もいるかも知れませんね。

えー、歌ったことがある人ならわかると思うのですが、歌い出しの「夜明けの街で〜」の、囁くような優しい声で歌うのって、めちゃくちゃ難しいんですよね。

この曲をヘッドフォンで聴くと、さらにわかると思います。

鼻から少し空気を抜くようなイメージ？で、「よあけの」と歌い出すんですね。英語の「Your」とはもちろん違うし、とにかく難しい。

東野圭吾さんの「夜明けの街で」はこの曲から

サザンファンには耳タコですが、東野圭吾さんの「夜明けの街で」は、この曲の冒頭の歌詞からインスピレーションを得たというのも有名な話です。

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夜明けの街で

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映画版は（一応）サザンファミリーの岸谷五朗さんが出演しています！年々見た目が怖くなる岸谷さん、面白くて大好きです。

そしてライブの定番へ！

発表当初は「サザンっぽい曲、いつものサザン」という感じの受け取り方をしていたと思います。まさか2018年でも人気曲としてライブの定番になるとは、想像もできなかった。

この曲、毎回ライブでの盛り上がりはすごいんですよね。

確かサザンの最初のドームツアー（2000年くらい？）のときには、曲の冒頭は桑田さんによるアコギの弾き語りで始まり、徐々にサザンの演奏がついてくる、というアレンジだったと思います。あれ、もう一回やってくれないかしら。かっこよかったんだから。

そしていつしかライブの定番に。あれ、この曲ってドラマの主題歌だったのをすっかり忘れていた。

そのドラマの内容にそって「不倫」がテーマ、ということですが、、、、、今となってはどうでもいいことに思えますね。

地名を歌うのはなんて気持ちいいのだろう

確かにサビ以外の歌詞は「許されない恋に悩む主人公」が描かれるのですが、この曲のキモはサビのコーラスですよね。すなわち、横浜の地名や遊び場を歌い上げる、という部分。

「ただ地名を唄うだけ」というのが本当に素敵なストーリーになっているのがいいいんですよ。

サザンはデビューの頃から「砂まじりの茅ヶ崎」「江ノ島が見えてきた」「烏帽子岩が遠くにぼんやり寝てる」「さらば背を向け茅ヶ崎」「辻堂あたりで気取ってようじゃん」「鎌倉よなぜ夢のような虹を遠ざける」と、地名をとても上手に歌ってきました。その土地に縁もゆかりもない人も、なぜかぼんやりとしたイメージを描ける、というのが大きなポイントですね。

ある日その場所を訪れたとき、「おお、これがサザンの歌った場所か〜」と感動した経験、あなたにもありませんか？

そしてまたその曲を聴くと、以前とは違った景色が見えてくるんです。すごい。素敵だ！

桑田さんの好きなボウリングが入っているのもミソ。

いったい桑田佳祐以外の誰が、「ボウリング場」という単語をラブソングの一節に使えるっていうのでしょうか。