「イエローマン〜星の王子様〜」は売上地味なにのライブでは最高!なぜ売れなかったの?
みんな大好きな「イエローマン」なのだけど
それほど売れていないんですよね。実は。
サザンのシングルとしては、「あれ?」って感じの10位。
チャート最高順位 | |
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以下、Wikiからの引用です
もともとこの曲は、直後の全国ツアー『Se O no Luia na Quites 〜素敵な春の逢瀬〜』に向けて、『さくら』の収録曲だけでは物足りない、それでいて既存の定番曲には頼らずにライブのラストに盛り上がる曲が必要
[3]だとの考えで急遽作られたものであった。桑田は自身のラジオ番組内で、作曲の時点で、ドームの5万人の観客が両手で波打っている姿を想像したと語った。タイトルや歌詞は特に意味はなく、ノリや語感・後述の『逆ビジュアル』路線を重視して作り上げたものとなっている。
- そうなんです。ライブでこそ意味のある楽曲って感じなんですよね。
- だからライブDVDなんかを観ると、スタジオ音源よりも演奏もかっこいいし、桑田さんのパフォーマンスもノリがいい。もちろんお客さんのノリもいい。
サザン、桑田さんの楽曲には、「ライブ用に新曲を用意してきました!」っていうのが実は多くありまして。
サザンなら「BOHBO NO5」だったり、「SUMMER QEEN〜夏の女王様〜」だったり、桑田さんのソロなら「涙をぶっとばせ!」だったり。
ライブで体験しなきゃ曲の魅力が半減だぜ、って感じの曲です。売上とかそういうのじゃなくて、「夏にツアーがあるから、盛り上げようぜ!」が目的の曲ですよね。
1999年は特別な年だった
もちろん言うまでもありませんね。
宇多田ヒカル、浜崎あゆみ、Aiko、椎名林檎が前年にデビューしているわけです。DragonAshなどの「新しい波」が確実にチャートを登ってきている、と。
そこでサザンも試行錯誤の90年代を締めくくるシングル、という訳ではないでしょうが、、、、、新しい波に対して対抗してやるぜ、という意気込みを感じるわけです。
やっぱり聞き手はそう感じてしまうタイミングのシングルですね。
で、今から考えると、シングルとしてはいまいち弱かったのかな、と感じてしまいます。
コアなファン以外の人たちがサザンに望むこと、とはかけ離れていたのではないでしょうか。
ドラムの4つ打ちの時代のサザン
ドラムが4つ打ちの楽曲がこれまで無かったわけではありませんが(シンドバッドだってそうだし)、それでも2000年に向けて、ロックバンドの曲はバスドラムが4つ打ちのダンスビートの曲がJポップを席巻していました。今聴くと非常に単調ですが、、、当時はそれで「アゲアゲ」とか言っていたのかしら。
おそらくサザンは、ケミカル・ブラザーズやプロディジーの硬質なドラムの音をなんとか取り入れようと試行錯誤したのではないか、と考えています。
もちろん、新しい世代が聴く音楽として、耐性の高い音楽を目指したのではないでしょうか。
こうしてベスト盤で聴いてみると、本当に試行錯誤の時代の苦心の作品という気がしてなりません。
失敗作???いや、とんでもない。
むしろライブの後半で盛り上がる人気曲として今も「現役」なのですから。
スタジオ音源は、、、、、ちょっと弱いかな、という気がしないでもないですね。
- アーティスト: サザンオールスターズ,桑田佳祐
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/06/25
- メディア: CD
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