「彩〜Aja〜」は完璧、パーフェクトなポップス!
「彩〜Aja〜」は完璧なスタジオワークによる、完璧なポップスですね!
この曲に何も付け加える必要はないし、何も省く必要がない。だからライブでは再現が難しそうです。
チャートアクションもバッチリ!!
ゴールドディスク | |
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チャート最高順位 | |
Aja、スティーリー・ダンとの関連はあるか?
桑田さんはスティーリー・ダンやドナルド・フェイゲンをかなり気にしていると思われます。AAAのソロライブでもドナルド・フェイゲンの「The Nightfly」から「I.G.Y」を演奏していたこともありましたね(しかも完璧なコピー!あの精巧なジャズ・ポップスを!)
サザンのAjaの具体的なフレーズや音作りに直接の関連は無さそうですが、やはり「スティーリー・ダンのように完璧なポップスを作る」という目標をもってこの曲が作られたのではないでしょうか。考え過ぎ??
SWITCHではパロディも披露!
タバコじゃなくてキセルなのが笑えますね
ちなみにスティーリー・ダンにも「Aja」という、精巧すぎて怖いくらいな完璧なアルバムがあります。気になる人は聴いてみましょう!
抑制された演奏が生み出す、花が咲き乱れるような美しい音楽
キラーストリートの桑田さん自身によるライナーノーツには 、「亡き父に捧ぐ」とあります。
<いちばん大事な人へサヨナラをプレゼント> <もう二度とあえないと知りながら涙>は、お父さまに向けられた言葉なのですね。
悲しみをつぶやくようにして歌うのではなく、最高のポップスで花の咲き乱れるような音にのせてお父さまにお別れを、、、、、、、
曲のアクセントとして、小倉博和さんによるガットギターがすごく効いてるように思えます。弦の振動が眼に浮かぶような激しさもあり、それでも優しい音色のガットギターが全編にわたって曲のあちこちに顔を出していますね。
サザンの演奏は、全体的にものすごく抑制されたものだと言えるでしょう。特に松田弘さんのドラムは、走り出したいけれどグッと我慢、みたいな抑え方です。曲の終盤では、もう我慢してらんねぇ!とばかりにフィルを披露しまくるところがカッコいいですね。
イントロから、これまた抑え気味のキーボードの音も原さんのセンスの確かさにウットリしちゃう。
そしてこういう曲調だとパーカッションがすごく意味のある音として響くのもわかりますね!
毛ガニさん!パーカッションはサザンに必要だよ!