PeaceだったりHiLightだったり

instagramの画像なんかをもってきて、そこから話をふくらませたりします。

家族の甘口カレー

ウチのカレーは甘口です 

みなさん、カレー作りますよね?

もちろん私も作ります。季節を問わずカレーを作ります。

ブログでこういう話題になると「うちのカレーにはこんなに手間をかけて、こんなに珍しい材料を入れて」になったりしがちだと思うんですけれど、こだわりなんて全然ありません。材料も普通、市販のカレールー。ビーフ、ポーク、チキン、シーフード、なんでもOK。

ひとつだけ守られるべきは、「ルーは甘口」であることだけです。

そもそもはウチの小学生の息子が食べられるカレーでなければならないので、市販ルールの中辛以上は最初から選択肢に入らないのですね。ということで、とっても自然な流れで家族のカレーは甘口ということになったのでした。もちろんいつまで続くのかなんて分かりません。

知ってしまったのだ、甘口カレーの美味しさを!

みなさん、甘口カレーって最後に食べたのはいつでしょう?

私も子供が生まれるまで、もう何十年も甘口カレーなんて食べていませんでした。「甘口カレー?離乳食みたいに味が無いカレーなんじゃ?」と意味不明な偏見まで持っていましたよ。

もちろん辛さが選べるカレー屋さんに行ったときにも「割とレベル高めなヤツ」を注文して、水をグビグビ飲んで多めのライスを飲み込むように食べていたものです。インドの出身の方が営む店でも常連顔で「HOT,more HOT!」と迷惑な客になっている自分、ああ思い出すと耳の軟骨あたりがじんわりマイルドにふやけてしまいそうです。

しかし、子供がいわるゆる「お子様カレー」を卒業して、家族みんなで同じ鍋のカレーを食べるようになった時から、甘口カレーこそがウチの家族のカレーになったのでした。

みなさん、甘口カレーにどういうイメージをお持ちでしょうか?

まさか、スイーツ的な甘さを想像している人はいないと思いますが、甘口カレーって結局どういうこと?という問いに対しては、「辛くない」という以外に答えが無いですよね。

要は「辛いのか、辛くないのか」だけの差になります。

そうです。甘口カレーを舐めちゃだめなんです。カレーなのだからあの色(ターメリックの黄色)と、スパイシーな香り(クミンとコリアンダー)は当然標準装備。だから「辛くない」だけであって、スパイシーで食欲をそそるいい匂いは、辛さの加減に関わら存在するのです。ビックリする程でもないけれど、言われてみればああそうなんだね、な事実ですよ。

あ、もちろんルーを作るメーカーの方から「甘口と中辛と辛口ではスパイスの配合も違うし味も違うよ、何いってんだ」と言われたら、すみません、そうですかと謝るしか無いので、、、、、ちょっとそこは勘弁してほしいのだけど、、、

わが家の場合、子供に野菜をたくさん食べてもらうためにも(もちろん大人も野菜を食べないと)ジャガイモ、人参、玉ねぎ以外にも、冷蔵庫に残っている「カレーに使えそうな野菜」は何でも入れてしまいます。ナス、オクラ、ズッキーニ、トマト、かぼちゃ、アスパラ、パプリカ、キノコ類、厚揚げなんかもいいですね。

そうです、野菜をたくさん入れるってことで、いろんな甘みが出てくるんですよね。それが辛口ルーだと、いまいち消されちゃう気がするんですよ。

野菜のいろんな甘みが辛口に負けちゃう。

ところが甘口ルーは、その野菜の甘さを駄目にすることなく、優しいく味わい深いカレーに仕上げてくれるのです!すごい!美味しい!

特別なことをしなくてもいいんだ

そしてカレーを作るときに、何か特別な隠し味を入れたりすることもない、というところにたどり着きました。

人によってはチョコレートを入れたり、インスタントコーヒーを入れたり、胃薬?を入れたり(胃薬は、要はスパイスってことですよね)。

もちろんそういうカレーもあるし、それぞれ美味しいことはわかりますが、、、うちの場合は「なんとなく残り物を全部入れる、あとはルーに任せる」でよいということで2020年のわが家のカレー事情を締めくくりたいと思います。ありがとうございました。

ときどきスーパーのカレーやシチューのルーを陳列している棚(随分種類があるもんだよね!)をチラッと眺めて、「ああ、この中辛より上に戻る日は来るのだろうか」と考えたりもします。

案外子供が小学校高学年くらいになったら「辛いのが食べたい」とか言い出すのだろうから、あと数年かもしれないですね。