私の中の、蕎麦好きな私
関東に来るまでお蕎麦を食べる習慣がありませんでした。
私は山口県出身ですが、「お蕎麦よりうどん」の土地柄で(多分、、、だよ)、家の中でも外でも蕎麦をあまり食べていません。
いや、ざる蕎麦は夏にはよく食べていたかな、という記憶もあるのですが、冷たい蕎麦よりも冷たいうどんの方が美味しそうだなとずーっっっと思っていました。 真夏の太陽の下、汗だくで午前中の仕事を終えてクーラーの効いた食堂に入り、そこに冷たい蕎麦とうどんがあったらどっちを注文する? ってな難題に、うどん一択で早押し回答していたものです。
だけど年齢って怖いですね。 うどんより蕎麦じゃねぇか?と私の中の江戸っ子がささやきかけてくるようになったのはこの数年です。
なんで蕎麦が好きになったのか分かりません。 あるとき「あ、蕎麦でも食べてみよう」という気になったのですね。ちまたの「XX製麺」のうどんにイマイチ納得できなかったのかもしれません。 腰があるだのモチモチだの、そういう感じがあまり好きじゃなくて、九州の方の柔らかうどんが好きだったからでしょうね。
以前テレビでタモリさんも言っていましたが、腰のあるうどんよりも柔らかいうどんの方が美味い、と私も思います。 箸で持ち上げても切れたりしないけれど、口に入れたら柔らかくて噛まずに食べられる感じです。
で、それが東京ではなかなか食べられない! となるとうどんから距離を置くしかありません。
かくしてここに、うどんを一時休業して、蕎麦をたべる人が誕生したのでした。
いや、消去法で選んだんじゃなくて、ちゃんと蕎麦の美味しさを分かったうえでの蕎麦好きです!